外壁塗装の業者

一番悩ましいのが業者さんの選び方。普段お付き合いがないし、知り合いから口コミを聞く機会もなかなかありません。

ソコはやっぱりプロに相談。

コチラのヌリカエさんならイキナリ業者の見積りを取るのではなく、お客さんの意見や要望を聞きながらオススメ業者を紹介してくれますよ。

これまでの一括見積りでは提携業者さんの見積りをまとめて取るだけでしたが、もっと親身になって相談できるコンセルジュのようなサービスも出てきました。大量の見積りをかき集めても、どこを信頼して良いかわからないのでは意味がありませんよね。

スグにでも工事がしたい場合もあれば、とりあえず相場を確認しておきたい場合もあるでしょう。予め業者さんを絞り込んで見積りをお願いすれば比較もしやすいし、問い合わせや現地案内もスムーズ。わずらわしい営業攻勢なども限定されます。

しかも、迷惑行為があればヌリカエさんに相談できる。

身近な建築士など相談する選び方もありますが、一般的にはそんなお知り合いも居ないので全国規模のこのようなサービスを利用されると良いと思います。

外壁塗装とリフォーム

外壁塗装とリフォームの言葉の区別がちゃんとされていませんが、外壁塗装を塗り替える場合と外壁そのものを変えてしまうリフォームがあります。
外壁塗装の塗替えの相場は以前コチラでで書いています
外壁塗装 相場

結局のところは業者さんの見積りを取ってみないことにはハッキリわからないのですが、概ねの相場感を知ることはできます。

一方、外壁そのものを変えてしまうリフォームとは

外壁を作りなおすのでは、住みながらの工事は難しいので外壁のみのリフォームの場合は仕上げ材を張増す場合が多いです。
使われる材料は金属や窯業系のサイディングです。古い外壁から少し浮かせて取り付けると中間に空気の通り道が出来て遮熱効果が高まります。もちろん、新しい材料を重ねるので防水もできて見た目もキレイに仕上がりますよ。

その代わり、従来の外壁の上に貼り足すので、建物が一回り大きくなりますから、建物回りが少し狭くなるのでご注意ください。

価格は金属系のものの方が安いです。その分、1mmもない薄い材料を使っていますので板のデコボコが少し出るのは仕方がありません。金属材でも1mm以上ある厚みのある材料を使うと金属特有のビシっとした印象に仕上げることが出来ます。

が、価格は一気に高くなる。窯業系のサイディングよりも高くなるので、ココは予算とご相談。

窯業系サイディングとは繊維を混入したセメント板などです。厚みは1cm~3cm程度。中空にしたものもあります。強い衝撃を受けると割れることもありますが、新築住宅でも使われる丈夫な材料です。

いずれもの場合も表面は材料保護のため塗装が必要となりますので、色は業者さんと相談して決めることができますよ。

外壁塗装の時期

塗装がどれぐらい劣化したら塗替え時期なの?

外壁塗料は温度変化や紫外線によって年々劣化していきます。はじめはツヤがなくなっていき、色あせがはじまります。材料的な劣化が始まると白く粉を吹いた(チョーキング)状態になり、放おっておくと、ひび割れや剥がれが起こります。

理想的な塗替え時期はチョーキングが起こる前。

できるだけ長く持たせたい気持ちになりますが、放おっておくと塗装の下の外壁そのものが影響を受けて補修や修繕に余計な費用が掛かってしまうので損ですよ。

外壁塗装はお化粧。といっても見た目の美しさのためだけではありません。外壁下地への水の侵入や紫外線による暴露防止という機能を持っているんです。女性のお化粧と同じですね。

外壁塗装の見積もり

外壁一括見積もりなどを利用して提示してもらった見積りのチェックポイントは?
・消費税は内税か外税か。
 トータル金額は税込みが原則です。が、どのタイミングで税金を計上しているかは業者さんによって異なる場合があります。内訳書を比較する時は税込みか税抜きかのチェックをお忘れなく。

・内訳の構成は適正か
一般的な内訳はトータル金額の次に大項目、中項目、細項目に分けられています。

大項目では
・直接仮設費(仮囲いや足場など)
・直接工事費(塗装材料や工賃など)
・共通仮設費(仮設事務所や仮設トイレ、光熱費など)
・諸経費(現場職員の給料や事務経費など)
・出精値引き
・消費税

実際に塗料を塗っている職人さんへの支払いは直接工事費の工賃に含まれますので、諸経費に入っているのは現場監督さんなどの担当者の経費です。

出精値引きが大きな金額でも別に得しているわけではありません。まずはトータル金額で比較しましょう。

傾向としては、材料や職人さんを安く集めるのが上手な業者さんは直接工事費が安くなります。
仕事が欲しくてヤル気満々な業者さんは出精値引きが大きくなります。通常は端数処理に留めるのが一般的です。
直接仮設費が極端に安い会社は信用できません。危険な作業を行いそうで心配です。そういう業者さんは仕事も雑です。

複数の見積りが揃ったら、共通仮設と諸経費の割合をチェック。
(共通仮設費+諸経費)÷トータル金額 × 100 =○%

この割合が一番少ない業者さんがわかったら、他の業者さんにも同じ割合で出来ないか交渉するところからスタートするのがセオリーです。他を下げると、費用は安くなりますが品質まで下がってしまうことになりかねませんので。

外壁塗装の色

外壁塗装の色は原色の赤や黄色など、派手は色を選ぶ時は要注意。見渡す限り人がけないような辺境地ならいざしらず、住宅街であれば景観環境をきにしなければなりません。

いくら自分が好きだから、自分の家を何色にしようが勝手でしょ!!

なんて理屈は通りません。近隣の方と円満な関係を維持したいなら、外壁は近隣の方に不快感を与えない色にしましょうね。地域によっては条例で外壁の色の範囲を定めているところもあるので、最悪は行政から指導を受けることとなりますよ。

DIYで外壁塗装

なかには自分で塗装しちゃえって人もいるでしょう。特に平屋建ての建物なら脚立があれば自分で出来そうです。

しかし、外壁塗装の塗替えはプロにお任せすることをオススメします。塗料というのは非常にデリケートな材料。古い塗装の処理や下塗り、中塗り、仕上げ塗りと最低3度の塗り重ねを行います。

下塗りや中塗りの材料は古い塗料の種類や上塗りの材料によって選択しなければイケませんし、温度や湿度によって調合を変えたり、大きな面積を塗る時はムラをなくすための工夫が必要です。

見てくれなんて気にしない

そんな人でもせっかく塗ったそばから、塗装が剥げてきたらしたらガッカリですよね。それに、外壁下地の保護といった必要な性能を発揮できなければ、漏水や腐食などのトラブルを抱えることにも繋がります。

DIYで塗装するのは、外柵や倉庫など人の生活に深く関わらない範囲に留めることをオススメします。

外壁塗装の耐用年数

外壁塗装の耐用年数は材料によっても異なりますが、新築からで言えば10年と考えるといいでしょう。これは、一般的に使われる塗料が寿命が10年程度のシリコン系塗料だからです。

新築時はできるだけ販売価格を下げたい。一方で一定の品質を保って会社の評価を上げたい。そう思うと必然的に塗料性能としては中間的なシリコン系塗料に落ち着きます。

また、10年というのは建物の保証期限でもあります。建物の基本性能(雨漏れしないための防水など)は原則10年です。10年サイクルで外壁の塗替えや屋根防水のやり変えなど大規模な修繕をまとめて行うのが工事の手間賃を節約できて効率的ですよ。